車両 : スズキ・キャリィ
年式 : 1999年


 
4年前にライトフォーミュラを搭載する軽トラを探していたら、
知人から知り合いが廃車する軽トラがあるんだけど要らないかい?と話があり金額は?
と聞いたら、無料で良いとのことでした。
早速、引き取りに行き江戸川に持ち帰り車のチェックをしました。
走行距離は160,000kmをチョイ超えていて・・・
車の程度は・・・まあーまあーそれなりです。
重量物を載せていたみたいで、駆動系がかなりくたびれていて、
取り合えず最小限の整備をして車検を取り、
その後、時間を見つけてコツコツとレストアをすることにしました。
車の外装も前側、後の荷台の方も凹んでいて要板金です。
でも、板金する時間がないので千葉県野田市にある知り合いの解体屋さんに行き
フロントバンパー・フロント左右フェンダー・左右ドアー・荷台あおり左右等を
12,000円で買ってきて取り替えました。(時間が出来たら全塗装をしたいと思っています)
それと、前にヒーターから水漏れがしていて修理する時間が無くて、
応急処置でラジエター漏れ止めを使ったら漏れは止まったのですが・・・
ヒーターコアが詰まってしまい(入れる量を間違えてしまい入れすぎました)
ヒーターがきかなくなってしまいました。(ヒータースイッチを入れても温かくなく寒いです)
乗り始めの時160,000kmでしたが、4年間で約40,000km走行し
現在200,000km近くになりそろそろタイミングベルトの交換時期になり
トランスミッションも1速、2速が時々不調になる症状が目立つようになり、
エンジンとミッションをOHすることにしました。ただ、軽トラは重宝して
毎日使用しているので解体屋さんからエンジンとミッションを購入し
それをOH(分解整備)をして載せ替えることにしました。
ついでに、ヒーターコアも交換することにし、購入金額は全部で15,000円でした。
これから、時間を見つけて少しずつ作業を進めていきたいと思います。
 

現在、レストア作業中の様子を紹介します。(2010年9月現在)


車両 : スズキ・キャリィ
年式 : 1999年


 
今回のレストアは、ヒーターコア交換作業です。
運転席と助手席の中間の足もとのヒーターユニットの中にあるので大仕事になりました。
ステアリング系・メーター&スイッチ類・配線類・インストルメントパネル等を取り外します。
これで、取り外せる状態になったヒーターユニットを取り外し、
次に取り外したヒーターユニットを分解し、ヒーターコア取り外しチェックして見ると、
やっぱり、ヒーターコアの中が・・・
応急処置で前に使用したラジエター漏れ止めが詰まっていて,、
それが原因でヒーターが効かない状態になっていました。
でも、このトラブルの原因は応急処置で使用した漏れ止め剤の量を間違えた私が原因でした。
早速、手に入れたヒーターコアと交換して、
今度は取り外し作業の逆の順番で組み付けて行き終了。
最後にヒーターその他の作動確認をして終了です。
これで、今年の冬は風邪を引かなくて済みそうです。
 

現在、レストア作業中の様子を紹介します。(2010年10月現在)


車両 : スズキ・キャリィ
年式 : 1999年


毎日元気よく活躍する軽トラですが、
最近、エンジン・ミッションの不調目立ち始め走行距離も20万km近くなり、
前から準備してあった、スペアのミッション・エンジンをOHをして、それを載せ替える作業です。
まず最初に、エンジンとミッションを分離してそれぞれの付属品をチェックしながら取り外し、
ミッションとエンジンを単体にして、早速、ミッションからOH作業を開始しました。
先ず、ミッションケースを分解し、
メーンシャフト・カウンターシャフトに組み込まれている各ギヤーを
分解取り外して、
ミッションケース・各部品を洗浄し各ギヤー・シンクロリング・ハブ等を点検し、
消耗している部品は交換します。
でも、このミッションは当たりで非常に程度が良くて、
交換部品は
シンクロリング・各オイルシールぐらいで済み、OH作業を終了致しました。
次にエンジンのOH作業です。
フライホイルを取り外しエンジン作業台にエンジン取り付け、
オイルパン・シリンダーヘッド・コンロッド・
ピストン等を取り外し、最後にヘッドのOHです。
ヘッドに組み付けられているバルブ・バルブスプリング等を取り外し、
次に、エンジンブロック・ヘッド・オイルパンなどの各部品をきれいに洗浄します。
そのあと、各部品を点検をし、消耗している部品など交換します。
交換部品はピストンリング・タイミングベルト・消耗品のオイルシール・ガスケット等の、
通常のOH部品だけで済みました。
部品がそろったところで、組み付け作業開始です。
先ず、ヘッドにバルブシートとバルブの擦り合わせをし、
バルブスプリングを組み付け完成させます。
次にブロックにクランク・コンロッド・ピストン・オイルパン・ヘッド・タイミングベルト
組み付け
終了しました。
それと、2年位前に燃料ポンプが作動しなくなり、部品交換をしました。
スズキ・キャリイは燃料ポンプが燃料タンクの中に内蔵されているので
燃料タンクを取り外して交換をしましたが、
交換後、6ヶ月位は調子が良かったのですが、
また燃料ポンプが作動しなくなってしまいました。
また燃料タンクを外して燃料ポンプの交換は大変なので・・・
スバル・ドミンゴ用の外付けの燃料ポンプがあったので、
それを燃料タンクに装着の内蔵ポンプをそのままにして、
燃料タンクからエンジン・キャブレターのガソリンホースの中間に
スバル・ドミンゴ用のポンプを取り付け修理完了。
その後、約2年位が経ちますがノントラブルで現在に至っています。
 
 

現在、レストア作業中の様子を紹介します。(2011年2月現在)


車両 : スズキ・キャリィ
年式 : 1999年


2010年FJレース最終戦も終わり時間が取れる様になり、
ドナーのエンジン・ミッションは
OH済みで何時でも載せ替えられる状況になっています。
そして、毎日のように、軽トラを乗り回していましたが、
走行距離は20万キロを超えてしまい・・・
時々、ヒステリーのように雄叫びをあげ・・・
そのあと・・・突然、パタと動かなくなる軽トラです。
早急に、エンジンミッションの載せ替えをすることにし、早速、作業開始です。
先ず、軽トラをジャッキアップをして、フレームの下に馬を入れて固定します。
次に、タイヤ・バッテリー・プロペラシャフト・エンジン・ミッションに付いている
補機パーツ等を取外し、ミッション・エンジンの順番で取り外し
ドナーのOH済みエンジン・ミッションを取り付け、
ラジエターホース・アクセルワイヤー・
クラッチワイヤー・
クラッチレリーズベアリング・クラッチデスク等を交換し作業を終了いたしました。
早速、試運転です。エンジン・ミッションはもの凄く調子が良くてうれしくなりました。
又、エンジン・ミッションは分解組付けを仕立なので、5000kmぐらい慣らしをする予定です。
まだまだ、軽トラのレストアは続きます。
 

現在、レストア作業中の様子を紹介します。(2011年12月現在)

車両:スズキ・キャリイ
 年式:1999年
12月30日現在の走行距離207,222kmエンジン・ミッションをOHし積み替え後
約7,000km走行しました。
筑波ガレージ、富士スピードウェイ・袖ヶ浦フォレストレースウエイと
毎日、元気よく走っています。
先日、筑波ガレージに出かけるので、いつものようにエンジンを掛けようと
するのですが、エンジンが始動しません・・・
スターターは廻っているのですが・・・
以前も突然エンジンが掛からなくなり事があり調べたら・・・
原因はキャブレターのオートチョークバルブが膠着してしまい
ガソリンが濃い状態で燃焼室に送られプラグがかぶり始動困難な状態になっていました。
早速、修理ですがエアークリナーとキャブレターの中間にあるダクトを外し
キャブレターの中の膠着しているオートチョークバルブを指で少し押すとバルブが
正常に戻り、今までの事が、うそのようにエンジンが元気になります。
この軽トラを乗り始めたころ2ヶ月〜3ヶ月に1回ぐらいこのようなヒスを起こして
おりましたが、その症状が・・・
時が経つにつれ、だんだん間隔が短くなつて来て、
末期には1ヶ月に2〜3回ヒス状態になり困らせていました。
走行距離20万キロ近く走っているのでキャブレターのオートチョークバルブシャフトが
摩耗していて、バルブが膠着してしまうのか?
そんなこともあり、エンジン・ミッションを載せ替えをいたしました。
今回も、前と同じような症状なので、早速、運転席のシートを上げて、その下にある
エアークリナーとキャブレターの中間のダクトを取外しキャブレターの
オートチョークバルブを見てみるとバルブが膠着していてこれで原因が分かり、
指で少し押すと正常に戻り、修理完了しました。
《塾頭コメント》
このキャブレター特有な症状だと思います。

 


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