塾の様子 |
ライトフォーミュラ実践的応用走行塾
2016年 K4-GP 夏の耐久 1000km
10時間 in 富士
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2016年8月15日(月)・16日(火) 富士スピードウェイ・レーシングコース
天候:曇り
路面:ドライ
気温:32℃
使用車両:ライトフォーミュラF004フルカウル仕様(セパン耐久仕様)
参加ドライバー:麓悠太郎、熊谷眞和、大串哲也(登録順)
2月の冬の耐久も終わり、ほっと一息ついたら、もう夏の耐久の季節が来てしまいました。
今回、夏の耐久出場ドライバーは4名を内定しておりましたが、
1か月前に1名が怪我の為、出場できなくなり、3名でのエントリーになりました。
『7月9日(土)K4-GP富士耐久1000km 1時間練習走行(14:00〜15:00)』
練習走行当日の天候は朝から濃霧&雨の悪天候の中での走行になりました。 練習参加ドライバーは2名で、順調に周回をこなし、走行終了。
『8月11日(木・祝日)K4-GP富士耐久1000km 1時間練習走行(14:00〜15:00)』
天候:晴れ、路面:ドライ、気温:31℃ 久しぶりの晴天下での練習走行になりました。
コースインし、周回を開始し、2〜3周したところで突然エンジンストールしてしまい コース上でストップしてしまいました。
もどってきたドライバーに状況を聞くと、走行中、エンジン回転数を上げる(6000rpm以上)
とエンジンが突然停止してしまい、停止後30秒ほど待ってスタータを回すと再始動できるとのことでした。
どうも、コンピュータ&ハーネス&センサーなど電気系のトラブルみたいです。 最後の練習が耐久レース前日の15日に2時間あります。
その日に間に合わせるべく、即、マシーンをトラックに積み込み東京のガレージにもどり、
2日間かけて、コンピュータ(ECU)交換、ハーネス分解チェック、各センサーチェック、
また、後付けのハーネス類、センサー類を取り外し、思い当たるところの再点検並びに交換を行いました。
なにぶん、ベンチでは再現しない現象のため、直ったかどうかは、 富士スピードウェイ・レーシングコースでの実走行での確認となります。
トラブルがクリアーされなければレースは諦めなければなりません。
とりあえず、出場ドライバーには、レース前日の練習走行で、トラブルがクリアーされなければ、
最悪、出場は諦めてもらうことを了承してもらい、最後の練習走行日を迎えました。
『8月15日(月)K4-GP富士耐久1000km 2時間練習走行(9:20〜11:20)』
天候:雨、路面:ウェット、気温:25℃
今回、最後の練習走行時間は2時間の枠がありました。 そこで、最初の走行ドライバーは場数を踏んでいる麓悠太郎選手に走行してもらい、 トラブル発生の有無、また、もし、トラブルがクリアーされていなかった場合(エンジン停止等の発生)は どうすれば耐久10時間を完走できるか、アクセル操作、シフト操作、ライン取り等、様々なトライ をしてほしい旨の依頼して走行を開始しました。
3周ほど走行後、ピットイン、やはり、6000rpm以上にすると、エンジンストールの兆候が出始め 6500rpm以上になるとエンジンが失速をして、エンジンストール(停止)するとの事でした。 再度、細かい指示を出し、ピットアウト、約30分走行し、再びピットイン。 ドライバーいわく、走行中のミッションギアー4速と5速のみでシフトアップ/ダウンを行い、 6000rpm以上に回転を上げなければ、トラブルは出ないとの事。 耐久10時間の出場は可能と判断し、他のドライバーにはそのことを徹底してもらい、 ドライバー交代をしながら、2時間の練習走行を終了致しました。
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今回は、使用できるガソリンの量がエントリーしているGP-Wクラスでは80リッターになりました。
今年の2016年K4-GP冬の耐久7時間(ガソリン量=80リッター)はレース残り1時間前にガス欠リタイヤでした。
リタイヤの原因は、ライトフォーミュラに使用している自社製安全タンクが、 搭載ガソリン全量を構造上使い切れませんでした。
今回は新たに耐久用安全タンクを製作し、交換しました。 これでガソリン全量がほぼ使用できるようになりました。
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『8月16日(火)K4-GP富士耐久1000km
10時間耐久(8:00〜18:00)』
天候:曇り、路面:ドライ、気温:32℃
午前8:00 ”2016年K4-GP 夏の1000km10時間耐久”がスタートしました。
走行ドライバーの順番は麓悠太郎選手、熊谷眞和選手、大串哲也選手です。
走行中のミッションギアー4速と5速のみでレブリミットを6000rpmの制限の中、
順調に周回をこなし、約2時間20分後、燃料補給とドライバー交代の為ピットイン、 麓選手から熊谷選手に交代し、ピットアウト。
約1時間後に燃料補給とドライバー交代の為ピットイン、熊谷選手から大串選手に交代しピットアウト。
その後、大串選手から麓選手そして最終ドライバーの大串選手に交代し、
午後6:00にチェッカーを受け、耐久1000km10時間を完走しました。
競技中のペナルティ未消化の為、走行周回数より10周減算ペナルティを受けましたが、
10時間の長旅を完走することができました。競技中のベストラップは2分28秒972でした。
【 謝意 】
今回の参加にご配慮を頂きました大会事務局様、 「のりもの塾」をご支援していただいておりますスポンサー各位に 厚く御礼申し上げます。
今後とも、ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
レーシングガレージENOMOTO 『のりもの塾』
塾頭
榎本信次
【 追伸 】
今回、エンジンのトラブルが出てしまい、最後まで直りませんでした。 今後、原因を究明し、早急に直したいと思っております。
動画はこちら!! |
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