代表 ごあいさつ
モータースポーツの固定観念を覆したい

「モータースポーツはお金がかかるもの」という固定観念が定着してしまっています。

事実、既存のモータースポーツカテゴリーは入門用とされているものでも年間に数百万円規模での予算が必要です。
そのために十分な資金が用意できないことを理由に参加を断念せざるをえない場合が多いようです。

また、勢いあまって公道ならびに公共の場をサーキットに見立てて、危険な「レース遊び」に興じたりする若者(とは呼べない年齢層までが検挙された実例があります)も年々増え、社会問題化しています。
こうした状況はモータースポーツに対する偏見をますます強めるばかりか、モータースポーツ全般において、 競技に参加しようという人々の意欲をそぐことにつながります。

ドライバーとディスカッション
する榎本代表
「正しいモータースポーツの取り組み方」を含めた、モータースポーツの楽しさを、低予算で誰もが享受することができたとしたら、モータースポーツは今後発展する可能性がまだまだ残された分野だと考えます。

ところで近年、ことにミニサーキットなどでは、一般に門戸を解放し「走る場」を提供しています。確かに一定の効果は得られているようですし、またミニサーキットに利潤をもたらしています。
が、あくまでも車両は走行者が持ち込むもので、競技性はうすくカテゴリーの確立には遠く曖昧なものです。
モータースポーツの理想像を求めて

そこで我々は「サーキットが提案するモータースポーツの出発点」という、これまでにはなかったカテゴリーの競技、ならびに塾形式のジャンルを確立したいと考えております。

以後、ご提案する新しいモータースポーツのカテゴリーを 「ライトフォーミュラ」 と呼びます。
このカテゴリーは、専用に開発した車両により塾形式で、手軽に参加することができます。
一般のサーキット走行同様の講習さえ受講すれば、「サーキットを走ってみたい」という初歩的な動機で気軽に参加でき、かつ車両は競技性、安全性に優れた専用車両ですので、非常にレベルの高い走行技術を体得することにもなります。

厳しくも、楽しく温かい指導で、数
多くのドライバーやメカニックを輩
出してきた。


本企画を主催・運営するメリットとしては、モータースポーツの振興に寄与することはもとより、無謀運転者の低減や安全運転の普及・促進に貢献する事として、モータースポーツの社会的認識を向上させることがあげられます。
「モータースポーツは楽しい」というイメージを育みます。

人材育成のみに特化したシリーズ、または手軽に参加することだけを重視したイベントはすでに各地にありますが、参加者がそれぞれのレベルで、本物のレーシングカーを使って楽しめるモータースポーツ振興策は、画期的なものであることはまちがいありません。また、サーキットが受動的な「場所」から能動的な「提案者」へ、立場をかえるという意味でも、これまでとはまったく異なっているといえるものです。

我々がご提案するライトフォーミュラ、そして、「のりもの塾」がモータースポーツの理想像を体現できるよう努力して参ります。


レーシングガレージENOMOTO代表 & のりもの塾塾頭 榎本 信次

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