日時:2015年
12月 24日(木)-25日(金)
場所:(厚生労働省管轄) 独立法人 北陸職業能力開発大学校
富山県 魚津市 川縁 1289-1
2015年12月初旬にお話しを頂き、早速、富山県魚津市にある(厚生労働省管轄)
独立法人 北陸職業能力開発大学校
で2015年12月24日-25日の2日にわたり客員教授として
電動3輪バイクのデザインと外装(FRP)製作の講義と実技指導を行ってまいりました。
前日の23日に北陸職業能力開発大学校にお伺いし、翌日からの講義と実習についてのお打合せを行い、
翌24日午前9時より ものづくり”FRP塾” を開講致しました。
まず、外装デザインの考え方と方法、それにFRP製作に使用する材料・道具の名称と扱い方の説明を行い、
次に実技実習を行いました。
通常ですとFRP製作は原型を基にして、メス型を製作し、そのメス型にFRPを張り込みをして完成品が出来上がります。
しかしながら、私の作り方はメス型を作らずに、原型 即 完成品を作る方法です。
FRP原液の扱い方、硬化剤の量り方と混ぜ方、製作作業中の室温管理方法そしてFRPマットの貼り方を実技を交えて説明し、
次に参加いただいた学生の皆さんにFRPの試作を行っていただき1日目の講義を終了致しました。
講義2日目は外装デザインも決まり、外装製作を行いました。
先ず、FRPで平板を製作し、それをカットし、形状(デザイン)を作っていきます。
形状が決まり、固定したら、FRP樹脂でマットを張り込んで硬化させてながら形状を整えていきます。
この細かい作業を繰り返ししながら目的のFRP成形を完成させます。
今の時期(冬場)は気温が低いので、FRPの硬化時間が遅く作業効率が落ちます。
午前9時より作業を始めましたが気が付いたら午後4時になっていました。
参加いただいた学生の皆さんは初日こそぎこちなく作業を行っていましたが、
2日目には相当慣れたようで目を見張るほど上達していました。
製作作業は形状中央から後部の形状(デザイン)を決定し、その形状の製作途中で終了となりました。
この度、”FRP塾(車両外装デザイン製作)”
開講に当たり、ご配慮を頂きました
北陸職業能力開発大学ならびにご参加いただきました学生の皆様、
誠にありがとうございました。
ここに御礼を申し上げますとともに、今後とも末永いお付き合いのほどお願い申し上げます。
のりもの塾
塾頭 榎本信次